田舎と都会の婚活の違いをわかりやすく解説|地方と都市部での出会いが増加


結婚相談所イノセント代表
こんにちは!結婚相談所イノセント、代表の坂田です。
「オンラインお見合い」という新しいスタイルが誕生し、これまで近距離ばかりでお見合いをしていた人も、遠距離のお申し込みをする人が着実に増えてきています。
今では地方の人が都市部の人に申し込むなど、多くの人にチャンスが広がっているようです。
都会の人にとっては「ライバルが増えて婚活が厳しくなった」という人がいる一方で、
「地方にまで視点を広げることで成婚できた」というケースも増えてきています。

特に田舎のほうでは婚活や結婚に対して、考え方や価値観が都会とは違うので、思わぬことが落とし穴になることもあります。
今日はそんな都市部と地方(田舎)の違いについて、具体例をまじえながらお話していきます。
違いを理解すれば、これまで自分とは合わないと思っていた人と上手く行くことも十分あるので、婚活の幅が一気に広がるはずです。
地方では実家暮らしが多い
都市部の人が地方の人を検索したときにまず驚くのが、実家暮らしの人が多いことだと思います。
都市部ではひとり暮らしが基本なので、実家暮らしというだけで「何か問題がある」「自立できていない」と決めつけてしまう人は多いと思います。
しかし地方では実家暮らしが基本なので、実家暮らしだからという理由だけで足切りするのは非常にもったいないことです。

実家も都会のような狭いマンションではなく、広い一軒家に住んでいることが多いので、心理的・物理的に家族との距離があり、わざわざひとり暮らしをしようと思う人が少ないのです。
また、大学などで地方の実家から都市に出ていた人が、仕事をやめて実家から通えるところで働いている(Uターン)人も多いです。
地方の実家暮らしはいろんな理由があるので、「実家暮らし」というだけでNG判定はしないように注意しておきましょう。
■婚活コラム – 住む場所
地方で実家暮らしをしている人は、結婚後は実家の近所に住みたいと考える人が多いようです。
ご本人だけでなく、ご両親も「当然近くに住むもの」と考えていることがあります。
特に女性の場合、子供を産んだときに実家近くであれば、ご両親に見てもらえて楽だからという理由で、都市部の男性が折れて地方に行く人もいます。
「いつかは同居したい」と親族全員が考えている可能性もあるので、結婚前に一度は話し合っておく必要はあるかと思います。
デート場所の違い
都市部では、
- オシャレなカフェや料理屋
- 人気の水族館や動物園
- 最新の話題作が放映される映画館
- カラオケなどのアミューズメント
などなど、デートスポットは探せばいくらでもあります。
しかし都市部の人が地方に行ったとき、デートスポットの少なさや、遊び方の違いに驚くかもしれません。

お店も閉店時間が早かったり、そもそも終点の時間もかなり早いので、自然とお開きの時間が早くなってしまいます。
地方のデートでは、水族館やカラオケなどのアミューズメントよりも、牧場や果実園などの自然を楽しむスポットがたくさんあります。
また、大きくて広い公園があったり、お菓子屋さんの工場や、ローカル博物館・美術館も定番です。
都市部のようなオシャレスポット任せで雰囲気を盛り上げることはできませんが、その分お相手との相性がわかりやすいのは大きなメリットです。
雰囲気を盛り上げるものが何もないところで、楽しく良い雰囲気で過ごせたなら、次のステップは間近と言えるのではないでしょうか。
■婚活コラム – お見合い場所
地方では、お見合いの場所も非常に限られています。
東京や大阪は豪華なホテルのラウンジが基本ですが、地方ではそもそもホテルが少なくラウンジでない場所でお見合いすることも多いです。
もしあったとしても都会のラウンジほど豪華ではないので、都会の人は「こんなとこでお見合い!?」と驚かないようにしましょう。
長距離移動の感覚の違い
地方の人は長距離の移動に慣れていますが、東京などの都市部の人は、長距離の移動を苦に感じる人はとても多いと思います。
地方の人はコンビニや自動販売機ですら徒歩で行けないこともあり、車で30分かけて移動するというのは当たり前の感覚になっています。
問題になるのは、会う場所を決めるときや、デート中の移動です。

「今週はこっち来てもらったから、来週はそっち行くね」という感覚です。
このとき、地方の人が都市部に行くことはまったく苦になりませんが、地方に行くことを苦に感じる都市部の人は非常に多いです。
この大前提をお互いが理解できていないと、
- 地方の人が気軽に「来週はこっち来てね」と言ってしまったり
- 都市部の人が「ちょっと遠いから来週はしんどい」と言って地方の人が嫌な思いをしたり
- 地方から都市部に会いに来てくれただけで「自分に好意がある」と勘違いしてしまったり
などなど、思わぬすれ違いが発生します。
もっと具体的に言うと、滋賀県に住んでいる人が大阪に行くのは苦じゃないですが、その反対は苦に感じることが多いです。
東京であれば、小田原の人が東京に行く分には何の問題もありませんが、東京の人に小田原まで来てほしいというのはかなりハードルが高いと思っておいたほうが良いということです。
熊谷(埼玉県)の人が東京に行くのは苦じゃないですが、東京の人からすると熊谷はとても遠いので、「大宮にしよう」となってしまいます。
地方の人は、都市部のお相手が地方に来ることがどれだけツライかは、ちゃんと理解してあげるべきです。
少なくとも、自分が都市部に行くのと同じ感覚ではないとういことは覚えておきましょう。
■婚活コラム – 車
「移動距離」だけでなく、「移動手段」にも違いがあります。
東京で車持ちは少ないですが、地方では車を持っているのが普通です。
一家に一台ではなく、一人一台という考え方です。
田舎だとどこでも駐車できますが、都会では駐車場所をいちいち調べるのも大変ですし、そもそも電車でどこにでもいけます。
「なんで車にそんなお金をかけるか理解できない」と言う人もいますが、地方では当たり前の感覚だったりもします。
地方は親戚とのつながりが強い
都会で育った人にはあまり想像できないかもしれませんが、地方ではご親戚とのつながりが非常に強いことがあります。
イノセントの女性会員様から聞いた話ですが、地方に住むお相手男性のご実家に挨拶に行ったとき、親戚が10人以上集まっていて驚いたということがあったそうです。

また、親戚だけではなく、ご近所とのつながりも強いのが地方(田舎)の特徴です。地域によっては、結婚式にご近所さんを招待することもあるようです。
そもそも地方では「結婚式をやらない」という選択肢はなく、親族全体の一大イベントとして持ち上げられます。
新郎新婦の親同士(子供抜きの4人)で旅行へ行きたいと提案されることもあるようで、都市部の人からすれば特殊な考え方をされる方もいます。
昭和のなごりが残っている地方では、結婚の際に「相手はどんな人か」ということだけでなく、
- お相手のご両親はどんな人か
- お相手のご両親の仕事
- お相手のご両親の学歴
などを確認して、近所の人や親戚に報告する風習があったりもします。

親戚付き合いなどで大変なこともあるかもしれませんが、ある程度我慢する必要はあるでしょう。
■婚活コラム – 名付け
地方や田舎の地域では、子供の名付けについて親や親戚が口出しすることもあります。
「親の漢字一文字を受け継いで欲しい」などのこだわりを伝えられたり、親が考えた名前を紙に書いて渡されたりすることもあるようです。
夫婦じゃない人が名前を決めようとするのは、都会の人からすれば驚くことですが、地方では風習として残っていることがあります。
違いを理解することが大切
今日の記事は少し地方の方に不利な内容になってしまいましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
特に住環境はかなり安いので、同じ年収だったら地方のほうが余裕をもって生活ができます。
東京の中古マンションを買うくらいのお金があれば、田舎では大きな一軒家を立てられます。むしろ、家を立てて一人前という感覚です。

大切なのは、それぞれの違いをちゃんと理解できているかどうかです。
その感覚の違いを理解できれば、都市と地方の婚活は上手く行く可能性がとても高いと思います。
なかなかお相手がみつからないという人は、ご自身の住む地域にこだわらず、ぜひ一度範囲を広げて検索をしてみてはいかがでしょうか。
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