ご両親への挨拶で大切な5つのポイント|招く側の準備が最重要
結婚相談所イノセント代表
こんにちは!結婚相談所イノセント、代表の坂田です。
結婚相談所でプロポーズが成功し、二人の結婚に向けて本格的に進むとき、最大の難関となるのが「ご両親への挨拶」だと思います。
実際はそれほど難しいこともないのですが、とてつもなくハードルが高いと感じている人は多いのではないでしょうか。
ご両親への挨拶は、どちら側が主催するかにかかわらず、「招く側の準備」が非常に大切になってきます。
今日は、
- これから挨拶の準備を進めようと思っている
- 何を気をつければいいのかわからない
- 結婚の話はいつ切り出せばいいの?
という人のために、実際にあった例を参考にしながら、お話していきたいと思います。
招く側の準備が最重要
親への挨拶が成功するかどうかは、招く側の準備(根回し)が非常に重要です。
どのような段取りで進めるか決めておくことはもちろん、自分の親に相手のことや結婚のことについてあらかじめ話しておくことが大切です。
すべてのことを会ってからお相手に話してもらうというのは、どう考えてもお相手にとって荷が重すぎます。
事前に話をして親に納得してもらった状態で、実際に会ったときに「この人ですよ」「変な人じゃないでしょ」くらいにしておくのがベストです。
「上手く行けば結婚を許してもらえる」というような、一か八かで挨拶に行くべきではありません。
挨拶する場所について
挨拶の場所は、自宅でも近所のお店でもどちらでも良いと思います。
無理に家でする必要はないので、招く側が決めれば良いと思います。
家でやるときは、
- 迎える側の準備が大変
- 駅から離れていると迎えに来てもらう必要がある
- 時間制限がないから帰り際が難しい
- 仏壇などの作法がわからない(線香忘れはありがち)
- 苦手なペット(犬・猫)がいる可能性がある
などなど、心配事がたくさんあります。
お店なら気にせず、全員が落ち着いて会話に参加できますよね。
ただし、お店でやるときはお会計が問題になりがちです。
このご時世なので、お互い同意のうえであれば、オンライン通話で挨拶をしても良いと思います。
「落ち着いてから改めて挨拶をさせてください」と伝えておけば、オンラインでもなんら問題はありません。
挨拶に行く時間
お店でやる場合は食事の時間帯で良いですが、家でやる場合は食事の時間帯は避けるべきです。
11時とか16時とかに行くと、ご飯を用意しなければいけないので大変です。
本気で「お腹いっぱいです」と言っても、遠慮してるだけと思われて「遠慮しないで食べて!」と善意で言われるというのは良くある苦労話です。
食事マナーにも気を使うので、精神的に疲れてボロが出ることもあります。
家でやる場合は基本的に14時~15時スタートで、お茶だけにしておくのが無難です。
最初から「食事はいらない」と伝えておき、◯時には帰ると二人で決めておきましょう。
手土産は招く側がリサーチしておく
「手土産は持っていく側が考えるもの」というイメージがあるかもしれませんが、できれば招く側が親の好きなものをリサーチして、相手に伝えておいたほうが良いと思います。
甘いものが好きじゃないご家庭に、甘いものを持って行ってしまうのはよくある失敗です。
招かれる側だけではわからないこともあるので、招く側とちゃんと相談して決めておくようにしましょう。
金額は3000~5000円で、消え物(食べ物)の中から選ぶようにしましょう。
ケーキや洋菓子など、当日みんなで食べられるものもおすすめです。当たり前ですが、自分も数に入れて計算しておきましょう。
できれば、実家近くのデパートなどで買えないものが良いかと思います。
たとえば、全国どこでも買える「とらやの羊羹」ではなく、とらやカフェにしか売ってないお菓子。また、都内の百貨店にある限定ショップのお菓子などが良いでしょう。
参考:とらや – 地域限定商品
ほかには、季節感を意識するのもおすすめです。
夏ならゼリーや、おかきやチョコレートでも季節感のあるパッケージや商品を意識するようにしましょう。
手土産はちゃんと持って行きさえすれば、センスがなくて結婚がダメになることはないので、気楽に考えておきましょう。
ご両親への挨拶で注意すべきポイント
ここからは実際に、服装や会話、報告のタイミングなど、ご両親へのご挨拶で意識しておきたい5つのポイントについてお話していきます。
①服装は全員が気を使うべき
「お堅すぎる服装も変だし、カジュアルすぎるのも…」と悩む人は多いと思いますが、基本的には男性も女性もお見合いのときと同じような服装で問題ありません。
男性ならスーツか、せめてジャケットを着るようにしましょう。ジーンズはNGです。
女性はスカートで。実際にお見合いで着た服でもなんら問題ないでしょう。
さらに、招く側としては、自分のご両親の服装にも気をつけてあげましょう。
もちろん親への挨拶のときに服装がおかしかったからと言って結婚がナシになることはありませんが、最低限のマナーとして気を使うようにしましょう。
②自己紹介と結婚報告のタイミング
ご両親は当然、誰が挨拶に来るのかわかっていますが、最初に簡単な自己紹介はしておきましょう。
「いつもお世話になっております。◯◯と言います。今日はよろしくお願いします。」くらいの簡単な挨拶で十分です。
仕事の話や自分の趣味について、ここで長々と話す必要はありません。
結婚報告のタイミングとしては、このタイミングで流れのまま話しても良いですし、食事が終わって団らんのタイミングで話しても良いと思います。
大切なのは、事前に二人でどのタイミングで話すか決めておくことです。
男性側に丸投げは正直かなり荷が重いので、やめたほうが良いでしょう。
ご両親からすれば、「なんて頼りないんだ」というイメージになってしまいますが、男性だけの責任とは思えません。
できれば女性から、「私が話を振るから、そのタイミングで話してね」という計画を立てておいたほうが上手くいくと思います。
③ウェルカムでも油断しないこと
ご両親はどんな人?と聞いたときに、「堅苦しくないし、ウェルカムって言ってくれてるよ。手土産もいらないよ。」と言う人がいますが、油断してはいけません。
相手がどれだけ「堅く考えなくていいよー」と言っていたとしても、ちゃんとした服装を着ていき、手土産も持っていき、挨拶もちゃんと考えておくようにしましょう。
自分から見た親と、相手から見た親は、全然違って見えます。
特に娘に対してだけ甘い親は多いので、女性が言う「自分の親は優しい」は鵜呑みにしないほうが良いです。
④無理にしゃべらなくてもいい
一問一答はよくないですが、基本は聞かれたことのみを答えれば良いと思います。
特に初対面であれば、どこに地雷がひそんでいるのかわかりません。
会話を進めるのは、基本的に招く側が考えることです。
招かれた側が気を使って話を広げようとすると、良くない方向に進む可能性が高いです。
- この人はおとなしい人だ
- 緊張しているのかな
と思われるかもしれませんが、それで問題ありません。
自分のアピールをしないと結婚を許してもらえないということであれば、それは事前の準備(根回し)が不足しているということです。
親への挨拶はお見合いではないので、ちゃんと準備ができてれば、アピールは必要ありません。
将来的に仲良くなっていけば良いので、挨拶のときに打ち解ける必要もありません。
反対に招いた側は、しっかりと話をリードしていく必要があります。
できれば親の前で、お相手のことを褒めてあげましょう。
また、自分の親と相手の共通点を探してあげて、話を広げていくのも良いかもしれません。
- 母が海外旅行好きで、お相手も出張でよく海外に行く
- 父がメーカー勤務で、相手もメーカーの営業
などなど、共通点があれば、少し話を振ってあげるだけで盛り上がることがあります。
招く側が「自分が話の流れを作る」と意識しておくことが大切です。
⑤今後のスケジュールを話す
- いつごろ挙式をしたいと思っているのか
- 入籍はいつ、どのタイミングでするのか
- どこに住もうと考えているのか
- 引っ越しはいつごろする予定か
- ご両親の顔合わせはどうするか
など、事前に二人である程度考えておき、「こう考えていますがどうでしょうか?」というスタンスで話してみましょう。
ご両親にも考えはあるので、突然伝えられても困ることがあります。
親の兄弟や親戚が同じような時期に結婚式があって、負担が大きいからずらしてほしいというのはよくあるケースです。
お相手の親が厳しい人の場合
ご両親や兄弟、親戚に、結婚について反対している人や、ややこしい考え方をしている人がいるかもしれません。
これはどういうタイプか、どういう考え方をしているのかにもよるので難しい問題ですが、二人だけで解決しようとしないことです。
そして、自分で親としっかり話し合って解決する必要があります。二人の問題じゃないので、二人でいくら話し合っても解決はしません。
また、父親が反対しているなら母親や兄弟を味方につけるなど、外堀から埋めていくことも重要です。
あらかじめテレビ電話をしておくとか、妹と食事に行くとか、仲間を作っておくのもひとつの手です。
一番やってはいけないのが、親が反対していることを相手にそのまま伝えてしまうことです。
- 年収が低すぎる
- 高卒じゃなくて大卒がいい
- もうちょっと年齢低い人はいないの?
と親は言うかもしれませんが、それを相手に伝えても、伝えられた側はどうしようもないですし、お互いに敵対意識を持たせるだけです。
言われた側はどうにもできませんし、かわいそうすぎるとしか言えません。
結婚できたとしても、間違いなく相手の親と良い関係は築けないことでしょう。
このように、親が反対する場合や問題がある場合は、挨拶の日程をズラしても良いので、親子でちゃんと話し合いをして解決してから決行するべきです。
もちろん、「親を説得したいから」と言ってはいけません。「ちょっとスケジュールが合わないから」と言って、説得する時間を生み出しましょう。
両親への挨拶に関するQ&A
実際に結婚相談所の会員様によくされるご相談について、簡単にまとめてみました。
Q.遠方でもお泊りはNG?
招く側のご実家が遠方の場合、どうしても距離的な問題で泊まりになってしまうことがあります。
結婚情報サービスなどでは気にしなくて良いかもしれませんが、結婚相談所(IBJ)では「結婚前の宿泊はNG」と決められています。
実際に会員さんでも、男性をビジネスホテルに泊めて、自分は実家に泊まるという人や、
ルール違反をしたくないからと言って、挨拶の前に成婚退会の手続きをされた方もいます。
このルールは、遊び目的の人を排除するためだったりするので、個人的には結婚が決まっているのであれば気にしなくても良いと思っていますが、厳密に言うとルール的にはNGなので、立場上はっきりOKとは言えません。
「セックスするために泊まりたいから親へ挨拶に行く」という人はいません。
もちろんプロポーズ前であれば、交際終了になる可能性もありますし、宿泊は避けたほうが良いでしょう。
プロポーズをして結婚が決まり、成婚退会間近ということであれば、それほど気にしなくても良いのではないかなと思います。
Q.男性側と女性側、挨拶はどっちが先?
どちらでも良いと思います。
ただ、女性のご実家が先なことが多いです。
少なくとも男性としては「女性側から行ったほうがいい」というスタンスでいたほうが、印象は良いと思います。
Q.自分の親がちゃんとしてくれるか心配です
顔合わせやご両親への挨拶で、自分の親が思いもよらぬ発言をした、と言う話は本当によく聞きます。
ある程度は仕方のないことですが、これを止めるのも自分の役割だと考えて行動するのが大切なのかなと思います。
お酒を飲んで楽しくなり、馴れ馴れしくなる人もいます。
飲みすぎないよう注意したり、早めに切り上げたりという配慮も必要です。
Q.親が観光案内したいと言います
ご両親からすれば、地元を案内するというのは、歓迎する気持ちの表れです。
しかし、当人たちからすれば挨拶だけでもかなりの精神力を使うので、できれば事前にやめておこうと言っておくほうが良いでしょう。
お店で食事をしたときも、「2件目は行かない」と最初に伝えておいても良いと思います。
また、お墓参りに行ってほしいという親御さんもいらっしゃいますが、気持ちはわかりますが、挨拶のときに行く必要はないので、行かないほうが良いと思います。
「お墓参りはまた別の日、あらためて」ということで調整するようにしましょう。
親への挨拶は事前の根回しですべてが決まる
親への挨拶というと「娘さんをください」というイメージがあるかもしれませんが、あれは今やコントやドラマの中だけの幻想です。
実際は事前にちゃんと親に許可をとっておき、準備も完璧にしたうえで挨拶に臨むべきです。
一か八かの挨拶はせず、本当の意味での顔合わせをするようにしましょう。
家族間のトラブルは、結婚後は意外となんとかなることが多いです。しかし同じ問題でも、結婚前であれば本当に大変な思いをすることがあります。
会話や手土産など、心配することは多々あると思いますが、それよりも事前準備(根回し)がちゃんとできているかをしっかり意識して取り組んでみましょう。
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