成婚退会前に結婚相手の「決め手」で悩む人へのアドバイス
結婚相談所イノセント代表
真剣交際に進むと、婚活のゴールである「成婚退会」はもう目の前です。
でも、このまま結婚相手として選んでもいいのか、決め手がなく悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
まず心に留めてほしいのは、
- 相手が自分を大切に想ってくれるかどうか
- 自分も相手を大切に想えるかどうか
この2つを決め手にしてほしいということ。
のちほど会員さんに聞いた「決め手」も紹介しますが、根本的には「大切に想える・想われる」という気持ちが一番大切な決め手になっています。
とは言え、実際何か不安なことがあったり、問題があって結婚を悩んでいる、決め手に欠ける、と考える人も多いと思います。
この記事では、
- 婚活で結婚の決め手に欠けるときの考え方
- 成婚退会直前でダメになったパターン
- 他の会員さんの「決め手」だと感じたポイント
についてお話していきます。
真剣交際に進む際の決め手に悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてください。
成婚退会前に決め手で悩むのは終了のサイン
結婚相談所では、結婚が決まるときはとても早いものです。
結婚相談所では「真剣交際に進む=結婚を前提に交際する」ということなので、ほとんどの人は迷うことなく結婚に向かって進みます。
ルール的には仮交際3ヶ月、真剣交際3ヶ月とありますが、出会ってから2~3ヶ月で成婚退会される方も少なくありません。
しかし中には、「今まで長く婚活してたのに、こんな急に結婚って大丈夫なの?」と不安になる人もいるはず。
何か問題があって不安になっているということでなければ、決め手がなかったとしても、結婚まで突き進んで欲しいと思っています。
これまで多くの会員さんを見てきましたが、「結婚相手の決め手」は結婚したあとで振り返って初めてわかることのほうが多いのです。
反対に、もし何か条件的、気持ち的な部分で問題があって不安を抱えている場合、すでに終了フラグが立っているかもしれません。
先日はこのようなツイートをさせていただきました。
【婚活4コマ】
結婚したら変わってくれるかもしれないというのは幻想です☠️
*作成:はなさん@Nekotaro1994 pic.twitter.com/4UnanCNFwx
— 坂田啓太⛄️@イノセント (@innocent_bridal) March 23, 2020
本来なら不安な点や問題をすべて解決するか、受け入れてから真剣交際に進んでいるはずなんです。
「真剣交際に進めば問題は解決するはず」
「結婚したら変わってくれる」
という希望は幻想にすぎないので、期待しないようにしましょう。
成婚退会前に交際終了になったパターン
では、どういう問題や不安があるときに終了になりやすいのか、実際の例でダメになったパターンをご紹介していきます。
条件面で不安がある
結婚相談所ではお相手のプロフィールを見ることができるので、基本的に成婚退会前に条件的な部分でダメになることはありません。
問題になるのは、親や兄弟など、本人以外の条件面で問題が発覚したパターンです。
結婚を前提にお付き合いをしていると挨拶をしに行ったときに、宗教色の強いお家だったパターンや、
相手の親が、自分や将来の子供には同じ宗教に入って欲しいと言われて終了になるパターンなどです。
また、親の国籍なども問題になることがあります。
お相手が帰化しているとプロフィール上の国籍も日本となるので、親に会うまでまったくわからなかったということも起こりえます。
宗教や国籍の問題は、本人たちが問題ないと思っていても、親や友達など周囲の反対派の人間に説得されていくうちに、本人たちの気持ちも萎えてしまうということがあります。
ほかにも、全国転勤がある仕事なのに、結婚後にどうしていくかお相手がはっきり意思表示してくれない場合などなど・・・
年収や学歴などのはっきりしている条件よりも、プロフィールに載っていない部分で問題になることが多いです。
本来このような条件的な問題の場合、仮交際中に解決するか受け入れる覚悟をしておくべきことなのです。
性格面で不安がある
真剣交際が進むと、本格的に結婚に向けて二人で向き合う時期になり、仮交際や真剣交際初期では必要とされなかった「決断力」が問われるシーンが多くなります。
決断力のない相手の頼りなさや、結婚を進めて行こうとする姿勢が見えないなど、これまでの交際ではわからなかった性格面での不安で交際終了になるケースもあります。
女性に判断を委ね、リードしてもらおうとする決断力のない男性を、これまで何人も見てきました。
女性からすれば「これから結婚してもっといろんなことを決断しなくちゃいけないのに、全部あたしが決めないといけないの?」と不安になりますよね。
ただこれは男性側の性格なので、決断ができる男になってリードしてもらうことは期待しないほうが良いでしょう。
頼りない人と受け入れて覚悟を決めるか、割り切れないなら終了するほうが良いかもしれません。
親との関係性で不安がある
結婚は2人でするものですが、お互いの家族にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。
自分と自分の親、相手と相手の親との関係性によって、成婚退会前に交際終了してしまったというパターンもあります。
よくあるのが、自分の親が結婚相手について反対するパターンです。
今の相手とダメになったら次の相手を探してくれるわけでもなく、親の反対ほど無責任なことはないと思います。
「子供を心配しているだけ」という親もいますが、その本音は「ただ子供が離れていくことを嫌がっているだけ」ということがほとんどです。
この問題については、私はあまり気にしなくても良いと思っています。
結婚前に反対していても、結婚してからも反対しつづけるパターンは少ないです。
自分が育った家庭も大切ですが、「誰のために生きているのか?」を考えれば、これから自分が築く家庭を優先するべきということは簡単にわかるはずです。
- お相手とお相手の親の仲が悪い
- お相手の親が変わった人
という理由でダメになるパターンもあります。
自分の親からすると「そんなところに嫁いで大丈夫か?」と心配になる気持ちはわかります。
もちろん自分も「家族と仲が悪いような人と結婚して上手くやっていけるのか?」と不安になってしまうものです。
相手の家族の仲があまり良くないというだけで、「相手もちょっとおかしいかも?」と思えてきてしまうのです。
ただ、結婚後の生活には影響がほとんどないので、結婚相手を決める判断材料として重視するべきではありません。
仲の良い家庭を2人で築ければ、何も問題はないのです。
実は、結婚してから本当に苦労するのは、相手と相手の親の仲が良すぎる場合です。
相手と相手の親の距離が近いと、自然と自分と相手の親の距離も近くなってしまいます。
親戚の集まりに頻繁に呼ばれたり、家族事に干渉してきたり、大変な思いをするかもしれません。
相手が自分のことを大切に思う姿勢が何より大切なので、決め手に迷っているなら、相手や自分の気持ちをしっかり見つめ直してみると良いかと思います。
結婚相手の決め手を会員さんに聞いてみました
私が運営している結婚相談所イノセントで成婚退会された会員さんに、実際に何が決め手になったのかを聞いてみました。
すると面白いことに、転勤がないとか年収が高いとか、そのような条件的なことを言う人はまったくいませんでした。
では何が決め手になったのかと言うと、
- 嫌なところがなかった
- 一緒にいて楽しかった
- 声が好きだった
- 父親に似ていた
など、ほとんどが気持ちや感覚的な部分だったのです。
実際に父親に似ていたから結婚の決め手になったのではなく、あとから考えると父親に雰囲気が似ていたかも、ということらしいのです。
成婚退会が近くなって「決め手」がないと不安になるかもしれませんが、条件的な部分で問題がなく、気持ち的に嫌なところがなければ、そのまま進んで良いのではないでしょうか。
結婚を迷うなら終了も視野に入れましょう
お相手と結婚したときのリスクや不安は、探せばいくらでも見つけられるもので、考えれば考えるほど負のループから抜け出せなくなってしまいます。
表面的なリスクや不安ではなく、根本的に何が問題になっているのか、何に不安を感じているのか、理由を明確にすることが大切です。
そして、明確になった原因を自分が受け入れられるかということを考えてみましょう。
相手に対する「不安な要素」は真剣交際の3ヶ月で変わることはないので、自分が決断するしかありません。
自分が受け入れられるかどうか、受け入れられないのであれば早めに終了する、という決断が大切なのかなと思います。
結婚相談所イノセント 代表
坂田 啓太
結婚相談所イノセントの代表。イノセントは、お客様の価値観や人生を尊敬する心を持って、価値あるサービスを提供し、一人でも多くの成婚を実現したいと考えています。
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