結婚相談所に登録したら女性は年収を公開するべき?メリット・デメリットを解説します
結婚相談所イノセント代表
結婚相談所で活動する際には、プロフィールの作成が欠かせません。
プロフィールは、自分を知ってもらうためにも、相手を知るためにも結婚相談所での活動においてとても重要なものです。プロフィールには、名前や居住地などを記載しますが、年収の項目も存在します。
女性は特に婚活で男性の年収を重視する傾向があるため、年収の欄は必ずチェックするという方がほとんどではないでしょうか。
では、逆に女性の年収について、男性はどう見ているのでしょう?そもそも、女性は年収を公開するべきなのでしょうか?
今回は、結婚相談所に登録したら女性は年収を公開するべきか、そのメリットとデメリットについて解説していきます。「年収を公開したほうがいいのかな?」と考えている女性の方は、婚活への影響や他の女性の傾向などをチェックしながら答えを探してみてくださいね。
結婚相談所での女性の年収の取扱い
恋愛を楽しむ恋人ではなく、この先の人生のパートナーになる結婚相手。結婚相手だからこそ、相手の年収を知っておきたいという方は男女関係なく多いです。
まずはじめに、結婚相談所において女性の年収はどのように取り扱われているのかについて解説していきます。他の女性がどう対応しているのかも含めて、結婚相談所における女性の年収公開の実態を把握していきましょう。
女性の年収は公開・非公開を選べる
結婚相談所では、男性は年収公開が必須です。入会する際には、自分の年収を証明するために年収証明書も提出しなければなりません。
一方、女性は年収を公開するか、非公開にするかを選ぶことができます。「年収が低いから公開したくない」「男性より年収が高い可能性があるから公開したくない」など、年収を公開したくない場合に、公開しないという選択をとることができるのです。
女性で年収を公開しているのは2割
株式会社IBJの成婚白書によると、女性で年収を公開しているのは2割程度ということです。女性の多くは、結婚相談所において年収を公開せずに活動しています。その背景には「年収の低さを男性に知られたくない」「年収が高いことで男性に嫌なイメージを持たれたくない」など、さまざまな理由があると考えられます。
また、年収という条件を通して自分を評価されるのではなく、自分自身だけを見て好きになってほしいという思いで年収公開を控える女性もいます。
参考:『成婚白書 2023年度版』
結婚相談所で女性が年収を公開することのメリット
実際のところ、結婚相談所では年収を公開していない女性が多いですが、公開する場合のメリットはどんなものなのでしょうか。次に、結婚相談所で女性が年収を公開することのメリットについて解説していきます。年収を公開するか迷っている方は、デメリットだけでなくメリットもしっかり押さえておきましょう。
「自立しているか」が年収で見える
年収を公開していると、日々仕事をして稼いでいることが相手に伝わります。そして、ある程度年収があれば「自立している」と相手が感じ取ることもできるのです。
自立している相手であれば、交際、結婚と進んだ場合にも、自立した関係性を築きやすいです。また、お互いに自活していく大変さがわかっているからこそ、支え合いながらうまく結婚生活をやっていけるだろうと男性が想像することができるのです。
年収が釣り合った相手とお見合いが組める
女性の年収が公開されていれば、男性は年収が釣り合った相手とお見合いを組むことができます。年収が低い男性が年収の高い女性にお見合いを申しこんだり、年収が高い男性が年収の低い女性に申しこんだりすることなく、同じくらいの年収の相手とお見合いをすることができるのです。
同じくらい年収の女性であれば、お金の価値観や仕事への価値観を共有しやすいと考えるケースもあります。さまざまな価値観を共有しやすいと、夫婦としてうまくやっていける可能性は高くなりやすいです。
アルバイト・家事手伝いとの差別化ができる
結婚相談所に入会している女性の中には、アルバイトをしていたり、特に仕事はしておらず家事手伝いとして実家暮らしをしていたりする女性もいます。
そのため、年収を公開することでアルバイトや家事手伝いの女性との差別化ができるというメリットがあるのです。結婚後は夫婦共働きでやっていきたいと考えている男性は、女性が自活していることに対して安心感を覚え、好感を持つケースもあります。
非公開が多数派なので好感を持たれる
結婚相談所で年収を公開している女性が2割ということは、8割の女性は年収を公開していないということになります。そのため、年収を公開しているだけでも男性から好感を持たれやすいです。「この方は年収を公開しているのだな」と刺激になり、目に留まりやすくもなるでしょう。目に留まりやすくなることで、お見合いを申し込まれやすくもなるのです。
そのため、今後の全体の流れによっては、年収を公開することのメリットも変わっていく可能性もありますね。
結婚相談所で女性が年収を公開することのデメリット
結婚相談所で女性が年収を公開することには、メリットもありますがデメリットもあります。ここでは、結婚相談所で女性が年収を公開することのデメリットを紹介していきます。年収を公開するメリット、デメリットをどちらも把握したうえで改めてどうするか考えてみてくださいね。
低年収・無職がバレる
年収を公開すると、低年収や無職であることが男性にバレてしまうというデメリットがあります。これは、関係性が深まる中でいずれわかることですが、最初から悪いイメージを持たれてしまう可能性があることが嫌で非公開にする女性もいらっしゃいます。
確かに、低年収であることや無職であることだけで判断されてしまう可能性があると不安になってしまいますよね。そのため、低年収であること、無職であることを気にしている女性ほど、年収公開を躊躇してしまう傾向があります。
年収の高さを気にされてしまう
共働きが多くなり、社会の風潮も変わってきているため、女性の年収の高さを気にする男性は少なくなりましたが、中には「結婚相手よりも年収は高くありたい」というプライドを抱いている男性もいます。男性のプライドとして、自分の年収が低いことが許せない男性もいるのです。
そのため、年収を公開することでそのような男性とはマッチングしづらくなってしまうことも。ただ、いずれにせよそのようなタイプの男性と年収が高い女性は相性が悪い可能性もあるため、それだけを気にして年収を公開しないほうがいいと決めなくてもOKです。
年収を公開した女性は実際に有利?
年収を公開するかしないかによっては、婚活に影響はあるのでしょうか?ここでは、年収を公開した女性が婚活で有利になるのかについて解説していきます。
実際のところ、年収を公開していない女性の方が多いですが、それが婚活状況にどれくらい影響しているのかは知らない方も多いです。年収を公開すると、婚活においてどんな影響があるのか、メリットの1つとして押さえておきましょう。
①年収を公開している女性のほうがお見合い数が多い
実際、年収を公開している女性のほうがお見合いの数が多い傾向があります。株式会社IBJの成婚白書によると、年収を公開していた女性は、年収を非公開にしていた女性に比べてお見合いの数が3.2回、お見合いを申し受けた数は30.5件多かったことがわかっています。
お見合いの数が多いということは、それだけ運命の男性に出会える可能性も高くなります。年収を公開していることで、お見合いの数が増え、素敵な男性との結婚を叶えられる可能性も高まるのです。
年収を公開している女性の方が「成婚しやすい」
年収を公開しているとお見合いの数やお見合いを申し受けた数が多くなり、実際に成婚しやすいということもわかっています。年収を公開していた女性の成婚率は、43.3%ですが、年収を非公開にしていた女性の成婚率は28.9%。年収を非公開にしていた女性より、公開していた女性のほうが14%も成婚率が高いのです。
年収が高い女性であったことが成婚率に影響しているケースもありますが、年収の高い低いは関係なく、年収を公開していることで男性に好感を持たれ、成婚率が上がっている可能性も高いです。
女性の年収に対して男性はどう思ってる?
最後に、女性の年収に対する男性の本音を紹介していきます。女性の年収に対して男性がどう思っているのか、なかなか知る機会がないですよね。
男性の本音も年収を公開するか、しないかを判断する際の参考ポイントとしてチェックしておきましょう。
女性の年収は「普通に気になる」
女性が婚活で出会った男性の年収が気になるように、男性も女性の年収が「普通に気になる」と思っている方が多いです。
人生のパートナーになる相手と思うと、相手のことはいろいろと知りたくなるのは自然な感情ですし、おかしいことではありません。そのため、相手の男性があなたの年収を気になっている可能性があることは頭に入れておくとよいでしょう。
結婚後の経済的な不安が和らぐ
男性が外で稼いできて、女性が家庭を守る。今はそういう時代ではなくなってきています。共働き家庭が増え、男性だけの収入では結婚生活、子育てを維持していくのが難しいケースも増えてきているのです。
そのため、女性が年収を公開していることで、結婚に関する男性の経済的な不安が和らぐことがあります。「自分ひとりで家族を養っていかないと」と思うと不安になってしまう男性も、夫婦ふたりで協力すればやっていけると思えて、結婚を決断しやすくなることがあるのです。
女性の年収を当てにしているわけではない
女性が年収を公開していることに対して好感を持ったり、結婚への安心感を感じたりする男性は多いですが、それは多くの場合、女性の年収を当てにしているというわけではありません。特に、結婚して子どもを授かった場合、女性は思うように働けなくなってしまうこともあるため、それを考えて自分がしっかり家族を養えるようにとしっかり考えている男性もいます。
ただ、人生のパートナーになる女性に対して知っている情報が多いことは安心感につながります。男性が女性の年収が知りたい、気になるということがすべて年収を当てにしようとしているというわけではないということは認識しておくとよいでしょう。
結論:女性も年収公開がおすすめ!(ただし要相談)
イノセントとしては、女性も年収を公開することを基本的にはおすすめしています。
今の結婚相談所全体の状況から、まだ非公開の方が多数派で、公開することにメリットが大きいと分析しているからです。
ただ、女性も全体公開にするべきかと言われるとそれは難しい問題です。
有利になる女性もいれば、不利になる女性もいるでしょうし、IBJ内の婚活全体のバランスに影響を及ぼす可能性もあります。
IBJがどう判断するのか、これからも注目しながら対応を考えていく必要がありそうです。
カウンセラーやコンサルタントは男性会員の気持ちもわかるため、さまざまな立場からアドバイスをしてくれます。悩んでしまったときは、誰かに相談することも大切にしながら、あなたが安心して婚活を進められるような選択をしてみてくださいね。
結婚相談所イノセント 代表
坂田 啓太
結婚相談所イノセントの代表。イノセントは、お客様の価値観や人生を尊敬する心を持って、価値あるサービスを提供し、一人でも多くの成婚を実現したいと考えています。
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