結婚相談所に入会したのになぜ結婚できない?うまくいかない人の特徴と改善点を解説します


結婚相談所イノセント代表
会員全員に結婚の意思がある結婚相談所なのに、どうして結婚できない人が出てくるのでしょうか。
もちろん、タイミングやご縁も関係していますが、何人もの会員様のサポートをしてきた中で、「共通して浮かび上がってくる“根本的な原因」があります。
それが、「自己理解の不足」です。
結婚相談所での婚活が上手くいかない人には共通点があり、少しポイントを意識することで、理想の結婚ができる可能性が高まる人もたくさんおられるのです。
今回は、結婚相談所に結婚したのに結婚できない人の特徴と改善点について、イノセントが独自の視点で解説します。
1.結婚相談所に入会したのに結婚できない理由
結婚相談所の日本最大の連盟である、IBJ(日本結婚相談所連盟)には約94,000名の会員が在籍しています。(2024年8月現在)
毎月、4,000人を超える方が新規入会しています。その中で結婚が決まった人(成婚退会した人)の人数は、13,516名(2023年・内部成婚のみ)です。
毎年48,000名の方が入会してますので、その全員が結婚できる訳ではありません。
数字だけを見ると、低いんだという印象を受けますよね。
実際に中途退会した方で「入会したのに結婚できなかった!」と訴える方も、もちろんいらっしゃるでしょう。
順調に進んだ方の意見よりも、否定的な意見のの方がSNSやネットへあげられる事や、インパクトがあり広まりやすいため、良い噂よりも悪い噂の方が耳にする機会が多いと思います。
参考:「IBJの会員データ」(日本結婚相談所連盟)
それではなぜ、結婚相談所に入会したのに結婚ができない人がいるのでしょうか。原因を考えてみましょう。
①お見合いができない
結婚相談所で結婚できない理由の一つは、お見合いができずに出会えないという理由でしょう。
「お見合いができない」と一言で言ってもパターンは様々です。
申し込んでもOKされない、申し込まれた人の中に会いたい人がいない、申し込みたい人がいないなど人によって少し違います。
この「お見合いができない」という最初の段階でつまずいてしまう人が、実は意外と多いのです。
人によっては、入会後誰ともお見合いをせずに辞めてしまうという人もいるかもしれません。
②交際が続かない
結婚相談所では、お見合いでお互いが好印象だと、次のステップ仮交際へと進みます。
そして仮交際から真剣交際へと進み成婚するのですが、この仮交際と真剣交際という交際期間中に破局してしまう人が最も多いでしょう。
特に、お見合いから仮交際には進めるけれど、結婚手前の真剣交際に進めないという人が多いです。
2.結婚相談所で結婚できない人の特徴
前項で結婚相談所はとても厳しい環境だと思われた方も多いかもしれません。
しかし、結婚相談所に入会しても結婚できない人がいる一方で、たくさんの方が結婚を決めて成婚退会されるのもまた事実です。
カウンセラーの立場からみて、結婚相談所で結婚できない方の共通点は確実にあります。
次に、結婚相談所で上手くいかない人の特徴についてご説明しましょう。
①積極的にお見合い申し込みをしない
お見合いが組めないと悩む人の多くは、お見合いの申し込みをしていないことが原因でお見合いが組めていません。
結婚相談所では、異性からの申し込みを待っているだけでは結果は望めません。
マッチングアプリでは特に女性はどんどん申し込みが来るので、自分からアプローチをする必要がなかったかもしれません。
しかし、結婚相談所では違います。積極的に申し込みができる人が良縁を掴むと覚えておきましょう。
②受け身の姿勢
例えばデートの提案やLINEのやり取り、当日のエスコートなど、全て相手に任せてしまっていませんか?
結婚相談所はどちらか一方が受け身の姿勢だと、上手く交際が進みません。
2人で話し合い、協力して結婚に向かって進める姿勢が大切なので、ぜひ自分から積極的に相手に働きかけるように心がけましょう。
③婚活一般論を気にしすぎる
・男性は若い女性が好き
・実家暮らしは印象が悪い
・返事が遅いのは終了のサイン
上記のように、SNSなどで言われている一般論を気にして自分に当てはめてしまう人は、活動の方向を見失ってしまうことが多いです。
一般論はあくまで一つのケースです。他の人の話ですので、参考程度にすることが大切です。
自分にとって本当に大切なことが見えてくれば、相手に求めることもわかってきます。
「好きになれない」と悩む人に多いので、自分を大切に「私はどうしたいのか?」をいつも考えてみましょう。
④カウンセラーに連絡しない、相談しない
必要な情報がなくては、コンシェルジュも適切なアドバイスをすることが難しいでしょう。
カウンセラーからのフォローや連絡を待っていても、状況は改善しません。せっかく結婚相談所に登録したから、たくさん相談する!という気持ちで、自分からコミュニケーションを取りましょう。
質問をすればカウンセラーは必ず答えてくれます。
⑤他責思考が強い
結婚相談所での活動が上手くいかない原因を、出会う相手のせいやカウンセラーのせいと過度に相手を批判し責める傾向のある人がいます。
自分のせいだと反省しすぎるのは良くありませんが、「ご縁が無かっただけ」と前向きに次に進める人の方が上手くいく傾向があります。
このタイプの人には、第三者の意見がとても重要です。1人でいては、どんどんと悪い方へ流れてしまいます。
カウンセラーにしっかりと相談して、考えの偏りを修正しながら活動しましょう。
⑥「結婚相談所には良い人がいない」
と決めつけている
結婚相談所にはろくな人がいない、変な人ばかりだと決めつけて色眼鏡をつけて相手を見てしまうと、相手もそれを感じ取ってしまいます。
大勢の変な人の中から「マシな人」を探す作業になってしまうと、全く上手くいきません。
目の前の人との出会いを大切に、一人一人と向き合うことが婚活成功の秘訣です。
⑦すぐに心が折れる
入会後、すぐに運命の相手が見つかる方はごく少数です。
皆さん申し込みとお断りを繰り返して結婚相手に出会います。その中で自分が断られ傷付くことももちろんありますが、断られたことに傷付き、次に進めない人がいます。
断られることは怖いし、傷付きますが、逃げ出してしまっては深い関係が築けません。
怖がらずに相手と向き合い、話し合うことにまずは慣れてみましょう。
⑧こだわりが強い
本当に重視したいポイントを整理できていないと、相手に求める条件ばかりが増えていきます。
年収、年齢、容姿など、全て叶えるのは難しいため、妥協できないポイントを決めておくことも必要です。
⑨プライドが高い
婚活をスムーズに進めるには、本音で話し合えるようになることが大切です。お見合い相手に対して素直になれないと、相手も本音で話してくれないのです。
プライドが高く、相談できない、気持ちを伝えられない人は苦労しがちです。
⑩優柔不断で決断ができない
お見合いした相手と交際に発展させるにはタイミングも重要です。ほかの人に目移りしたり、検討の時間が長引いたりするとタイミングを逃してしまうのです。
慎重に相手を選ぶことは大切なものの、不安のあまり考えすぎるのも良くないでしょう。良い人に感じたら多少好みと違っていても、デートを重ねてみることも必要です。
3.結婚相談所で結婚できないときの改善ポイント
それでは、結婚できないポイント10の中に幾つも当てはまる項目があった方は、どのように改善していけば良いのでしょうか?
改善ポイント①プロフィール
お見合いまでなかなか進めない人は、プロフィールを見直してみましょう。
見てくれる人の目線に立って、自分の希望する条件の人に、合ってみたいと思わせる内容になっていますか?
例えば性格や仕事ぶりなどは、結婚相談所の担当者や友人など、第三者の意見をプロフィールに反映させると良いでしょう。興味や良い印象を持ってもらうには、他者の目線が必要です。
改善ポイント②身だしなみ
プロフィール写真でも、お見合いでも、身だしなみは印象を大きく左右します。
・服のシワや汚れ
・歯(黄ばみ)
・髪
・体臭
・髭の剃り残しなど
お見合いの身だしなみに関する女性からのお断り理由で、
口臭(タバコ臭など)、歯の黄ばみや汚れ、歯並び、青髭、無精ひげ、など、特に口周りに関する事は多いです。
まずは上記のような基本的な身だしなみのポイントを押さえましょう。キーワードは清潔感です。
改善ポイント③言葉遣い
まだ関係が浅いうちは、言葉遣いに気をつけましょう。タメ口や馴れ馴れしい話し方を嫌う女性は多いです。
堅苦しい言葉遣いをする必要はないですが、丁寧な言葉選びを意識すると良いでしょう。言葉を崩すのは、ある程度自然な会話ができるようになってからでも遅くはありません。
距離感を大切に、相手のペースで関係を築いていきましょう。
一般論で解決する人としない人がいる
ここまでは一般的に言われる「結婚できない理由と改善方法」です。
まずベースとして、上記のような基本を抑えることが最優先の対策方法ですが、それだけで全員が成婚できるのか?と言われると、そういうわけではありません。
ここから先は、イノセントが考える「結婚相談所で結婚できない人の特徴と、その解決方法について」お伝えします。
4.結婚相談所で結婚できない人には理由がある
結婚相談所に入れば、結婚できる──。そう思って入会したものの、「なぜかうまくいかない」「交際が続かない」「理想の相手に出会えない」と悩んでいる方は少なくありません。
もちろん、タイミングやご縁も関係していますが、何人もの会員様のサポートをしてきた中で、「共通して浮かび上がってくる“根本的な原因」があります。
それが、「自己理解の不足」です。
では、自己理解ができていないと、どんな問題が起こるのか?
以下に章立てでご説明します。
了解しました。以下に、
「結婚相談所に入会したのに結婚できない理由は“自己理解ができていない”から」
という総合的なメッセージに収束する構成で、ブログの続きを章立て+文章でご提案します。
“理想の相手像”が曖昧で、誰を選べばいいかわからない

なんとなく「優しい人」「年収が高い人」「一緒にいて楽な人」など漠然とした希望だけでお見合いを申し込むものの、会ってもピンと来ず、交際も続かず終わるパターンがほとんど。
自分の価値観・譲れないもの・日常の過ごし方などを深く理解していないと、本当に合う相手は選べないのです。
相手にどう見られているかを気にしすぎて“素の自分”でいられない
これは特に女性に多いですが、「いい人に見られたい」「嫌われたくない」と思うあまり、仮面のような自分でお見合いや交際を進めてしまう方も少なくありません。
これは、「本来の自分がどんな人なのか」「どこに自信があって、どこに不安があるのか」が明確でないからです。
結果として、相手からも“本音がわからない人”と受け取られ、信頼関係が築けないまま終わってしまうことがよくあります。
“選ばれること”にばかり意識が向き、判断軸がブレる
「とにかく結婚したい」「誰かに選ばれたい」
そうした思いが強すぎると、相手に合わせすぎてしまったり、逆に条件だけで相手をジャッジしてしまったりします。

自己理解が足りないと、相手選びの基準がブレ続け、「なんか違うけど…でも断る理由もないし」と惰性の交際を続けて疲弊することに繋がります。
交際が進まない、続かない原因に気づけない
交際がすぐ終わってしまう人の中には、「なぜ終わったのかが分からない」と話される方が多くいます。
でも、そこには必ず原因があります。
その原因が「自分の接し方なのか」「価値観のズレなのか」「伝え方なのか」、自己理解ができていれば、振り返って改善できるのです。
自己理解がないと、交際のたびに同じ失敗を繰り返し、成長実感も得られません。
“理想の結婚生活”がイメージできず、決断ができない
交際が順調に続いても、「この人と結婚して本当に幸せになれるのか」と迷ってしまう人がいます。
これは、自分にとっての「幸せな結婚生活」が明確に描けていないから。
どんなパートナーシップを築きたいのか、家族観やお金の価値観、役割分担などの理想が曖昧だと、結婚に対する不安だけが膨らんでしまいます。
5.自己理解こそが、婚活成功のカギ
上記のような問題を抱えている方に共通するのが、
「自己理解の浅さ」です。
逆に言えば、自分をよく知り、選び方や振る舞い方、考え方の軸がしっかりしていれば、婚活はもっとスムーズに、納得感を持って進められるのです。
イノセントの「コンパス」で、婚活を“自己理解”から設計する
そこで私たちは、結婚相談所での活動に自己理解をベースとしたサポートを取り入れました。
それが、婚活プログラム「コンパス」です。
・自分の価値観・思考パターン・人間関係の癖を、ワークと面談を通じて深掘り
・婚活の行動に落とし込む「実践的な自己理解」
・成婚に繋がる戦略的な自己成長プログラム
婚活を“戦い”にせず、自分らしさで幸せを引き寄せる“旅”に変える──
そのためのナビゲーションが、コンパスです。
まとめ
結婚相談所に入会してもうまくいかない最大の原因は、「自己理解ができていない」こと。
・誰を選ぶか
・どう振る舞うか
・何を幸せと感じるか
すべての判断は“自分”から始まります。
もしあなたが今、「なぜ婚活がうまくいかないのか分からない」と感じているなら、それは自己理解を深めるタイミングかもしれません。
「自分を知ることから始める婚活」──それが、イノセントのコンパスです。
一緒に、あなたらしい幸せへの道を見つけていきましょう。
婚活のお悩みはぜひ当社へご相談下さい。

結婚相談所イノセント 代表
坂田 啓太
結婚相談所イノセントの代表。イノセントは、お客様の価値観や人生を尊敬する心を持って、価値あるサービスを提供し、一人でも多くの成婚を実現したいと考えています。