心療内科医監修「LINEのやり取りが苦手」な人の原因と対策
結婚相談所イノセント
心療内科医
恋愛でも婚活でも、今やLINEは現代のコミュニケーションツールとして欠かせないものになっています。
会ったときは良い感じなのに、LINEが苦手でうまくコミュニケーションが取れないという人は、やはり対人関係を築く上でネックになってしまいますよね。
今日は心療内科医と婚活カウンセラーが、婚活中の方にスポットを当てて、LINEが苦手な方の原因や対策についてお話させていただきます。
恋愛や婚活で、異性とのLINEに苦手意識を感じている方の助けになれば幸いです。
「LINEが苦手」の原因
婚活では、お互いに初めての出会い(お見合い)から次のデートまで1週間〜2週間ほど日数があきます。
その間のLINEのやり取りが実はかなり重要です。
初対面(お見合い)ではすごく盛り上がっていたのに、解散後のLINEがそっけなければ「あれ?」と違和感を与えてしまいますよね。
結婚相談所の会員さんにもLINEが苦手な方は多いです。
デート中は気を遣って楽しいフリをしていたのかな?など、要らぬ誤解を与えてしまいかねません。
LINEのやり取りが苦手な人はコミュニケーションのスキルが低いという事なのでしょうか?
発達の偏りが原因かも?
テキストでのコミュニケーションが苦手だったり、発達の偏りが原因という可能性もあります。
コミュニケーションと言ってもいろいろな種類があります。
言葉で伝えるほうが良いという人もいれば、ビジュアル(絵)のほうが理解したり伝えたりしやすい人もいます。
例えば文字の読み書きが苦手なディスレクシアの方は、脳機能の発達に問題があるとされていますが、全く問題なくコミュニケーションが可能です。
その内のひとつとして、「LINEが苦手」という発達の特性がある可能性がもあるでしょう。
もし言葉で上手く表現できないなら、LINEの中でも言葉じゃなくて、スタンプやキレイな写真を送るというのでも気持ちは伝わります。
LINEで文章を送るのが苦手なのであれば、それだけで諦めずに、他の方向を探ってみる余地はあると思います。
LINEが苦手な会員さんが、毎日電話をして愛を育んだ例も実際にあります。
自分の苦手と得意を把握することが、まず第一歩かもしれませんね。
今ならオンライン通話でもいいし、メールでも写真でも絵でも、他のやり方はいろいろあります。
LINEだけにこだわらずに、自分のやりやすい形というのを把握しておくといいですね。
相手に合わせ過ぎるタイプ
次に、他にもLINEが苦手な人の特徴がないか見ていきましょう。
相手に気を使いすぎる人は、LINEが苦手な人が多いとご存知でしょうか?
過剰適応
相手に合わせ過ぎてしまう「過剰適応」の人も、LINEが苦手になりやすいと言われます。
この時点で、自覚がある方もいるのではないでしょうか?
たとえば下記のようなことをLINEの作成中に考えてしまっていませんか?
・どう返すのが相応しいだろう?
・相手はこう言って欲しいはず
・この流れではこう言っておいた方がいい
このように過剰に相手に合わせてしまう人は、やはり疲れてしまうことで「LINEが苦手」と意識しやすいのです。
自分の言いたいことが言えないですし、だんだんLINEをやるのが億劫になってきてしまいますよね。
LINEを続けるのがしんどいという女性は多いです。
相手の感情を当てに行ってるので一見やり取りは流暢、相手からの評価も悪くないけれど、本人は疲れてしまう。
「嫌われたくない」という気持ちです。
嫌われたくない症候群?
嫌われたくないから相手の顔色をうかがって、当てに行ってしまう。
婚活でも恋愛でも、本当の自分を見せていないので、虚しくなったり、当てに行ってばかりだからだんだんきつくなってしまうことはありませんか?
人と深い関係を築くのが苦手で、良い人と言われますが掴みどころがなく、本音が分からない少し怖い人でもあります。
嫌われなくない人にとってはすごく苦手な作業ですよね。
解決策や治す方法は?
嫌われたくない人は本当の自分を出していないので、相手に嘘をついているという状況を自覚しましょう。
嫌われたくない症候群の人の本質はマジメで誠実な人が多いです。
相手に嘘をついていると考えると「そんな不誠実、良くないな」っと思えるはず。
深い人間関係を築くには正直になることは相手にとっても、今後の二人にとってもすごく大事なこと。
LINE1通でも自分の素直な気持ちを表現できるように心がけてみましょう。
ぜひ頑張ってみて欲しいですね。
自分は気を遣っているつもりでも、中途半端な優しさで相手を苦痛にさせているかもしれません。
きっと優しく顔色を読んでしまう性格の方なので、ある程度は仕方ないと割り切りつつもぜひ頑張ってみてくださいね。
自分を出すことの大切さ
恋愛なら一緒にいる時間もさほど長くなく、頑張って演じることもできるでしょう。
しかし、結婚となると「素の自分」を知ってもらった上で関係を築けた方がいいですよね。
自分を出していくというのは、婚活においてはしっかり努力すべきポイントだと私は思います。
実は結婚の決め手をインタビューした時に「無理せずにいられた」「居心地が良かった」と答える人は多いです。
それだけ、素の自分を出せる相手は貴重で、皆さん苦労しているということですよね。
失敗しても大丈夫
人間関係は、失敗して初めて気付けることも多いです。
・先に偽った自分を出してしまった
・嘘を重ねて苦しくなってしまった
このような失敗を経験することで「最初から素を出しておいた方がいいぞ」と学ぶこともまた大切です。
婚活では良くも悪くも人間味がある人がモテたりしますよ。
しかし勘違いしてはいけないのが、いい関係を築く努力は続けた方がいいいう点です。
身だしなみやデートの提案など、押さえるべきポイントはしっかりと押さえておきましょう。
気負わずに、楽にやってみましょう。
LINEだけ印象が違う理由
普段の人間関係で、LINEでは冷たい印象なのに会って話すと明るかったり、その逆もあったり、会ったときとLINEとで全然違う人っていませんか?
喋り言葉のように書く人と、伝えたい内容を淡々と書く人です。
喋り言葉で書く人は、たとえば「え、そうなの?」というように「え?」という感嘆詞までしっかり書くと思います。
反対に事実ベースで伝えたい内容だけ書く人はそこまで書かないので、ちょっとドライな文章になりがち。
そのLINEの書き方で双方にズレがあると、違和感を抱く原因になることもあります。
自分は喋り言葉タイプだけど、相手が事実ベースタイプだった場合は、恐らく相手に対して冷たく感じるでしょう。
LINEが苦手な人は短文?
伝えるのが苦手な人ならLINEは長くなる?と思いきや、実はLINEが苦手な人は短文になってしまう人が多いです。
主語、述語、装飾語など、たくさんの言葉を使って文章にするのが苦手なので「上手く文章がまとまらず色々考えた結果一言」という人も多いでしょう。
短文でも自分らしく作成できれば、まずは合格です。
その際は絵文字やスタンプを使って、自分の気持ちを文章にのせる工夫ができると、相手にも伝わりやすいですね。
LINEの得手不得手は確認する
婚活でも、連絡頻度やLINEのペースは初期に確認することをおすすめしています。
普段やり取りする相手にそんなことする必要はないですが、婚活は初めて会う関係性が浅いところからスタートなので、なるべく言葉で確認することが基本です。
告知や確認は有効な手段だと思います。
・日中は仕事でLINEが返せない
・長文のLINEが苦手
・ラリーを続けるのは得意じゃない
先に上記のような自分の特徴を伝えておくことはとても良いことです。
好意があれば早くする「べき」と考える人もいるので、牽制にもなりますよね。
自分のスタイルを相手に押し付けるのも良くないですが、そこはお互いに歩み寄り解決していきましょう。
過程を楽しむ余裕を持つ
もしかすると、中にはLINEが面倒だと感じている方もいるかもしれません。
婚活中にも関わらずそのように感じてしまうということは、「結婚」というゴールにばかり執着している可能性もあります。
そこに至るまでのやり取りを楽しめないというのは、婚活あるあるですね。
一呼吸おいて、余裕を持つこと過程を楽しむことに注力してみましょう。
結果的にその方が婚活自体も上手く進んだりするものですよ。
まとめ
結論としては、あまりLINEを怖がりすぎないで、楽しむ余裕を持つということが大事なのかなと思います。
「LINEが苦手」というのは、一時の壁です。結婚して夫婦になってコミュニケーションが取れていれば、LINEをしなくても問題はありません。
だから「LINEが苦手=恋愛が苦手」と発展させないことが大事。
そんなことを思う必要は全くないので、苦手なら苦手ではっきり伝えたり、別の手段を考えたりして、結婚というゴールに向けたプロセスを楽しんでくださいね。
この記事が、あなたの婚活の助けになれば幸いです。
結婚相談所イノセント 心療内科医
内田 さやか
日本医科大学卒。東邦大学医療センター大森病院にて心身医学を学ぶ。
IT企業を中心とした複数企業の産業医を担当。
会員制のプライベートサロン「 SAHANA(サハナ)」運営。
困っている方のお話にじっくり耳を傾け、必要なサポートを本当に必要としているひとのもとに届けたいと考えています。心療内科医の立場から、科学的根拠も交えつつ、少しでも前向きに婚活ができるようなお手伝いができれば幸いです。
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