結婚相談所(IBJ)の担当カウンセラーと相性が合わない人へのアドバイス


結婚相談所イノセント代表
「結婚相談所の担当カウンセラーと合わない」
長年結婚相談所を運営していると、担当者と合わなくて婚活が辛いという相談をいただくことも多いです。
たしかに、カウンセラーが自分の考えと違うアドバイスをしてくる場面はたくさんあると思います。
同じ内容、言い回しでも「なるほどね。」と受け入れる会員さんもいれば、納得いかない・自尊心を傷つけられたと反応される方もいらっしゃいます。
私が最初にお伝えしておきたいのは、結婚相談所の婚活では担当者と意見が合う必要はないということ。
逆に、合わないからこそ結婚相談所でカウンセラーに相談している価値があると思うんです。
とはいえ、
「カウンセラーの言うことは正しいの?」
「じゃあ妥協しないといけないの?」
「合わないと感じたらどうすればいい?」
と悩む人も多いと思うので、もう少し詳しくお話していきましょう。
「カウンセラーとの相性が合わない」と感じる瞬間とは?
私も結婚相談所を運営していますが、IBJの他の相談所で活動中の方から「乗り換えたい」とお問い合わせいただくことがあります。
まず、なぜ「合わない」と感じてしまうのか、活動中に相性のズレを感じやすい瞬間を考えてみました。
連絡の頻度が遅い、雑に感じる
カウンセラーとのやりとりの中で、違和感や不信感を感じたという人は多いです。
・LINEでのやり取りで返事が遅い
・フランクすぎて癇に障る
・上部だけの対応で親身さに欠ける
決定的なものはないけれど、「自分の婚活、ちゃんとみてもらえているのかな?」という不安な気持ちが芽生えてきて徐々に大きくなってモヤモヤしてしまうんですよね。
小さな違和感やストレスの積み重ねで「合わない」と思ってしまうんですよね。
アドバイスがズレている、価値観が違うと感じる
カウンセラーから言われることが自分の価値観と違うから合わないという人も少なくありません。
「カウンセラーの意見に納得できない」
「気持ちを汲み取ってもらえない」
結婚相談所では仲人のサポート、アドバイスが大切なサービスの一つです。そのため、婚活のアドバイスをするわけですが、アドバイスをすると「意見が合わない」ということがどうしても起こってしまいます。

ただし、カウンセラーの価値観を押し付けてくる場合は、婚活がしんどくなってしまいますよね。
耳を疑いますが、下記のような話を聞いたこともあります。
・申し込みを取り次いでもらえない
・なかなか交際を終了させてもらえない
・自分の容姿やスペックを否定される
活動に支障が出るような価値観を押し付けてくる場合は、価値観が合わないと大変ツライ思いをするかもしれません。
圧を感じて言いたいことが言えない
会員さんに対して厳しい指導をするスパルタ系の結婚相談所もあります。
スパルタ系は人によって合う合わないが分かれやすいタイプです。

中にはカウンセラーの言葉に傷ついて活動ができなくなってしまう人もいます。
カウンセラーと合わないことは比較的よくあるし合わなくて当たり前ですが、合わないことと活動に支障が出ることは、まったく別の問題だということは覚えておいてください。
「相性が合わない」と感じたときの3つの対処法
カウンセラーとなんか合わないかも…とちょっと感じてきても、アプローチを変えることで活動がしやすくなる可能性もあります。
試してみてほしい方法をいくつかお伝えしてみますね。
遠慮せず、気持ちを正直に伝えてみる
意外と多いのが、「言わなくても察してくれると思ってた」というすれ違いです。
・もっと〇〇な人を紹介してほしい
・お断り理由のフィードバックが欲しい
など、率直に自分の望むサポートの形を伝えてみてください。
具体的にこうして欲しいと伝えれば、カウンセラー側もきっと対応を見直してくれるはずですよ。
連絡手段を変えてみる
電話では言いたいことが言えない人は、LINEなど文字での連絡手段に変えてみる。直接オンラインで話すなど、別の連絡方法を提案してみましょう。
コミュニケーションが足りていないと相性の判断も難しいので、一度しっかりと向き合ってみましょう。
思い切って担当変更を申し出る
どうしても違和感が解消しない、活動に支障が出るという場合は、担当を変更してもらうのも一つの手段です。
大手〜中規模だとこの方法がベストですが、個人の相談所だと担当変更が難しく、乗り換えになってしまうので費用負担が大きいですよね。
感情的に判断せずに、よく向き合ってから決断することをおすすめします。
担当を変えてもいい人・変えない方がいい人の違い
「担当が悪いから婚活がうまくいかない?」これは多くの会員が一度は悩むテーマです。
「自分と合ったカウンセラーと婚活を進めたい!」という気持ちはわかりますが、基本的にカウンセラーと合わせる必要はありません。
カウンセラーの言うことは絶対ではないので、ひとつの意見として聞いておけばOKです。前提としてカウンセラーに従う必要はまったくありません。

自分の意見をカウンセラーに否定されるのは嫌かもしれませんが、自分と違う意見や価値観を言われるということが、担当者がいる結婚相談所の「本当の価値」ではないでしょうか。
同調だけが欲しいなら、わざわざお金を払って相談所に来る必要はありません。
カウンセラーと意見が合わないからと言って、自分をわかってもらえない・理解してもらえない・尊重してもらえないと怒る必要はまったくありません。
安易に、カウンセラーと合わないから担当者を変えるという考えの人は、結局担当を変えても同じことになる可能性もあります。
さらに言えば、「自分の意見に合わせること」をカウンセラーに求めてしまいすぎると、腫れ物扱いされ、間違いを指摘されず、まともなコミュニケーションが取れない恐れもあります。

異なった意見を受け入れる寛容さや、余裕を持つことが成婚への秘訣かもしれません。
担当変更が有効なケース
ただ、以下のような場合は、カウンセラーとの相性のミスマッチが婚活の障害になっている可能性があるので、担当変更を検討してみましょう。
・意見を尊重してもらえない
自分が伝えた希望や希望が無視される、面談やLINEでの相談に的外れな回答ばかりしてくると感じる場合は、コミュニケーションが取れていないという状況です。
一刻も早く変更を相談してみましょう。
・提案やアドバイスが毎回ズレている
自分の希望や価値観を否定される、「それはおかしい」と感じるアドバイスばかりの場合は、違う意見として受け入れられないですよね。信頼して意見を聞くことが難しい状況なのであれば、この場合も担当変更を検討しましょう。
・対応が信頼できない
連絡が遅い、返事が雑、約束が守られないなど、基本的なサポートに不満がある場合は速攻で担当変更をお願いしましょう。
会員とカウンセラー(コンサルタント)の理想的な関係とは?
意見が違ったっていいとはいえ、いつも反対されてばかりでは心が疲弊しますよね。イノセントが考える結婚相談所の会員とコンサルタントとの理想的な関係は下記のようなものです。
何でも相談できる安心感がある
婚活は嬉しいことばかりではありません。
・お見合いで断られたときの落ち込み
・交際相手との温度差によるモヤモヤ
・自分の希望が通らないときの苛立ち
など…どんなに順調な人でも日々、感情の波に揺れながら活動を続けていくものです。
そんな時、何でも話せる相手がいることは、大きな支えになります。ただ情報やアドバイスを提供するだけでなく、愛情を持って会員の味方としてサポートする存在でありたいと考えています。

「安心して相談できる」という感覚は、婚活において非常に大きな意味を持ちます。自分の感情を安心して吐き出せる場所があることで、前向きな気持ちを取り戻しやすくなるのです。
イノセントは会員様が安心して活動できるホームのような場所でありたいと思っています。
対等なパートナーとして伴走してくれる
婚活の主役はあくまで会員様。
カウンセラーが「なんとかしてくれる」逆に「意見を押し付けられる」と感じるような関係性では、婚活はうまくいきません。
理想的な関係は、ランナーと伴走者です。
会員が「自分の意思で活動している」という感覚を持つ。コンサルタントはあくまでサポーターであり、主役は自分自身という責任を持つことが、婚活成功にとても大切な感覚です。
自分の考えや感情を素直に出せる関係性
コンサルタントとの関係に「遠慮」が入り過ぎてしまうのも活動に支障をきたします。
・実は顔がタイプじゃないのに言えない
・疲れてるのに「大丈夫です」と言ってしまう
・本当に希望する条件を言えない
この良い人演技がカウンセラーの前で続いてしまうと、婚活がどんどん苦しいものになっていきます。
だから、自分の気持ちや価値観をまずカウンセラーと共有するためにもイノセントでは「自己理解」から婚活をスタートしてもらうようにしています。
「こんなこと言っても大丈夫かな?」と思わせない空気感を作ることが、コンサルタントの大切な役割です。
コンサルタントと理想的な関係を築くためのイノセントのシステム
もちろん、多くの人が悩んでいらっしゃるように、イノセントも少なからずこの問題を抱えています。
だからイノセントでは、カウンセラーと合わないという状況をなるべく作り出さないためのシステムを整えました。
2週に1度の面談で、悩みを溜め込まない
イノセントでは2週間に1度の面談を基本とし、タイムリーに悩みを共有できる仕組みを整えています。
「ちゃんと見てもらえていない」という状況はコミュニケーション不足が原因。
定期的に話すことで悩みを抱え込まず、コンサルタントと都度状況をすり合わせながら婚活を進められる環境が整っています。
自己理解プログラム「コンパス」でズレを防ぐ
イノセントでは婚活に自己理解を深めるプログラム『コンパス』を導入。価値観や恋愛傾向、対人関係を可視化することで、カウンセラーとの共通理解が深まり、的確なサポートが可能になります。
自分の本音。過去の経験。これからへの希望をコンサルタントに共有することで、あなたのバックボーンと理想をしっかりと理解した上でサポートします。
もちろん、担当変更も可能です
どれだけ話しても人間同士です。相性が合う・合わないはどうしても出てきます。
イノセントには複数のコンサルタントが在籍しているので、もちろん担当変更がいつでも可能です。
合わないと感じた場合には、遠慮なく担当変更をお申し出ください。会員さまにとって「相談しやすい」「信頼できる」環境を整えることが、私たちの最優先事項です。
合わないなら乗り換えるのは十分あり
結婚相談所のカウンセラーは資格などが必要ないので、本当にいろんな人がいます。
運営の方針もそうですが、人間性も多種多様で、個性の強い人もたくさんいます。
IBJで成婚退会した人、自分が婚活で苦労してきたからカウンセラーをやっているという方から、婚活を一切したことがないという人まで。
バックグラウンドも大切かもしれませんが、カウンセラーとしての役割を果たしているかどうかで決めてくださいね。
イノセントは乗り換えで選ばれる相談所です。
心機一転、新しい相談所で頑張りたい!という方はぜひイノセントにご相談ください!

結婚相談所イノセント 代表
坂田 啓太
結婚相談所イノセントの代表。イノセントは、お客様の価値観や人生を尊敬する心を持って、価値あるサービスを提供し、一人でも多くの成婚を実現したいと考えています。