結婚相談所で宗教は不利?相手が信者の場合は?
結婚相談所イノセント代表
こんにちは!結婚相談所イノセント、代表の坂田です。
結婚相談所で活動している方を見ると、宗教に対する考えが甘いような気がします。
相談所は、プロフィールなどの個人情報を事前にしっかり確認できるサービスです。
このため、自分や家族が特定の宗教に入っていたり、出会った相手が宗教に入っていたことに気づき、悩む方も少なくありません。
結婚は家と家同士の話なので、宗教も大きな問題です。
今回の話は、「宗教あり」の方だけではなく「宗教なし」の方にも大きく関係することです。
自分も相手も「宗教なし」にしているからといって思考を放棄するのではなく、今一度きちんと考えてみましょう。
どのくらいの人が宗教を信仰しているの?
では、そもそも結婚相談所で活動している中で、どのくらいの方が宗教を信仰しているのでしょうか?
「宗教あり」と記載している方の割合
IBJでは、プロフィールにおいて「宗教」についての記入が必須項目となっています。(2020年11月現在)
記入方法は、
- 空欄
- 宗教なし
- 宗教あり
- 宗教あり(宗教名)
の4パターンで、この中で「宗教あり」と記入している方は約2,000人(IBJ全体の5~6%)となっています。
そのほかにも、
- 幸福の科学:2件
- エホバ:1件
- キリスト教:91件
と少なく、ほとんどの方が自分の宗教を開示していないことがわかります。
ちなみに、休会や真剣交際中を除く活動中の全会員48,501人中「空欄」は5,887人でした。(2020年11月現在)
宗教欄が「空欄」の場合判断は難しい
宗教欄を空欄にしている方たちが、特定の宗教に入っているかどうかの判断は難しいです。
ただ、記載漏れで白紙にしてただけの方もいますし、宗教を言いたくないという方もいるので、「白紙=宗教に入っている」とは言い切れません。
特定の宗教には所属しているけれど、「宗教あり」にすると偏見を持たれるし、婚活をする上で不利になりそう…と考えて教えたくないという方もいます。
基本的には「無記名=あり」だと思っていても良いかもしれません。
「宗教なし」の可能性もありますが、宗教に所属している確率のほうが高いと思います。
絶対に「宗教なし」の方がいいなら、空欄の方は避けて「宗教なし」と明確に記載しているお相手を選ぶべきです。
また、ほとんどの方は宗教の欄を「なし」で検索するので、もし信仰する宗教がないなら、空欄ではなく「宗教なし」と記載したほうが有利になる可能性はあります。
どんな宗教でも入っていると婚活に不利?
よく、「家が浄土真宗だけど書いたほうがいい?」とのご相談をいただきます。
線引きが難しいですが、実家がお寺など、今後必ず生活に関わっていくものなら当然書いたほうが良いでしょう。
お墓参りのやり方・神棚の風習など、その宗教に応じた生活スタイルにお相手が馴染まなければいけないので、明記しておくべきかと思います。
一般的に「宗教あり」を見ると、幸福の科学・天理教・エホバの証人・キリスト教・創価学会をイメージします。
しかし実際は、実家が浄土真宗などの仏教というだけで、熱心な信仰信者でない方も多いと思います。
それでも「宗教あり」と書くと上記と同じものとして考えられるので、なんとなく敬遠されがちです。
もし、ご実家が一般的な仏教だったとしても、ご自身の信仰がないのであれば、「宗教なし」でいいと思います。
自分が宗教あり(キリスト教や新興宗教)の場合
特定の宗教を信仰している場合、結婚相談所での婚活は不利になります。
こちらでは、その現状や理由をお伝えしましょう。
「宗教あり」は不利になる
宗教に対する一種の差別のようなことは、日本ではあまり見られません。
たとえば自分が創価学会員だったとしても、これまでの人生で損した方は少ないのではないでしょうか。
しかし、婚活では「宗教あり」に対して、アレルギー反応を起こす方が多数いることを知っておいたほうがいいでしょう。
なんとなく理解していると思いますが、おそらくご自身が考えている以上にアレルギー反応を起こす方は多いです。
「宗教あり」が不利になる理由
「結婚相手には入信を求めない。」「活動を求めない。」と話す方もいますが、お相手からすればそれは信じられませんし、安心もできません。
実際、世の中には宗教に関するネガティブ情報も出回っているので、あなたが何を言っても「宗教あり」である限り、全てにおいて信用されることは難しいでしょう。
- 「結婚した時に、自分には宗教に入ってと言わなくても、子供には入信させるのではないか?」
- 「自分の家族を宗教に勧誘するかもしれない。」
など、無宗教の方は不安を覚えてしまいます。
結婚相談所において「宗教あり」は少数なので、優先的に選ぶ理由がありません。
「現在活動していない」はあまり意味がない
例えば、創価学会を信仰している場合、「熱心に活動している創価学会員」と「家族が創価学会員で大人になってからは何もしていない」という2パターンがあるでしょう。
もし後者だったとしても、婚活では「今活動していないから。」という言い訳は通用しないと考えてください。
以前、「私は相手に宗教上のことは求めないから大丈夫。」と話されていた創価学会員の方に、「じゃあ相手が幸福の科学でもいい?」と聞いたら、「それは嫌。」と答えていました。
「嫌」という反応は当然なので良いのですが、ご自身も「嫌」と反応される対象であることを理解していないということが大きな問題です。
活動に熱心ではないなら「脱会届け」を出そう
創価学会などは、メンバーとして脱会する届け出があります。
それを提出していない以上、「活動していない」というのは、なかなか信じてもらえないと考えてください。
親が学会員だから自分は活動していないけれど、とりあえず入会はしてるというケースが多いです。
それでも入信している以上、婚活をしていく上で不利になるので、本当に宗教に対して熱心ではないのなら脱会するべきでしょう。
お相手が「宗教あり」の場合
お相手が宗教を信仰していることが分かった時、どのようにするべきなのかこちらでお伝えしていきます。
自分の気持ちを考える
もし「全然大丈夫!」と考えているなら、そのまま交際すればいいと思います。
「自分は大丈夫だけど親はどうだろう?」と感じたら、それを素直にお相手に伝えて、事前に親に相談したり、実際にお相手と一度会ってもらいましょう。
自分の親にも、
- お相手が宗教を信仰している方であること
- 自分は相手の宗教は気にしていないこと
- なぜこのお相手と結婚しようと思っているのか
ということをきちんと伝えるべきです。
「無宗教」と「宗教あり」の違いを理解する
無宗教の自分と「宗教あり」のお相手が、どのように違うのかを理解することも大切でしょう。
- お葬式などの行事、お布施、「お題目」など朝起きたときの習慣などを、結婚相手や子どもに求めるのか
- お相手の親が、宗教について自分や子供に言ってこないのか
- どんな集会やイベントがあるのか
- 輸血できないなど宗教上の決まりで生活に支障があることはあるか
など、お互いの認識をきちんと合致させるべきです。
確認したうえで、受け入れられるか今一度考えてみましょう。
さらに、成婚退会までにお相手の家や実家には行っておいてください。
「聞いていた話と全然違う!」ということはよくあるので、成婚が成立するまでに確認をしておきましょう。
ここまでの手順を踏み、お互いに問題が無さそうなら、成婚退会してもうまくやっていけると思います。
ただ、正直ここまで読んで分かる通り、成婚への道のりは明らかに大変ですよね。
無宗教同士ならこれらのことを考えなくてもいいのですから、「宗教なし」の人がいいなと考えて終了になることも少なくありません。
「宗教あり」の人はコミュニティー内からお相手を探そう
信仰している宗教がある場合、そのコミュニティ内で結婚相手を探すのがベストかもしれません。
まずはコミュニティ内で探して、それでもダメならIBJという婚活方法がおすすめです。
「宗教あり」と打ち明けると結婚する上で嫌がる方も多く、もし相手に受け入れられたとしても、相手の親が大反対することも珍しくありません。
相手の親に対して直接交渉できればなんとかアピールできるかもしれませんが、自分に直接的な交渉権はなく、
ほとんどはお相手に任せるしかありませんので、無宗教の方との結婚までの道のりは簡単ではないということです。
結婚相談所で「宗教あり」の人はどうするべき?
では、「宗教あり」の方はどのように活動していけば良いのでしょうか?
宗教欄を空欄にする
最近、真剣交際に進んだ創価学会員の男性ですが、宗教欄を何も記載せずに、「宗教あり(創価学会)」の方に申し込む方法をとっていました。
さらにお相手に担当者経由で「自分は創価学会員であること」を伝えていたので、かなり有利に進められていました。
もしくは、「宗教あり」と記載している方の担当者に聞いてみて、同じ宗教だったら申し込むと言う方法もあります。
ただし、そもそも同じ宗教を信仰している方の母数が少ないので、全体で見るとやはり不利であることに変わりありません。
結婚相談所で同じ宗教の人を探すことは明らかに非効率です。
「自分は創価学会員だけれど、それほど熱心じゃないから、相手は無宗教の人が良い。」
と考えているのであれば、宗教欄を空欄にしておいたほうが良いかと思います。
熱心に活動している方は無宗教への理解を深める
熱心に特定の宗教を信仰している方は、まず「無宗教の人が自分の宗教をどう思うか」をしっかり考えて理解しておくべきです。
ちゃんと無宗教の方の考えを理解して、お相手の不安をしっかり払拭してあげることが何よりも大切ですね。
無宗教の方は、「宗教の自由」は理解しているので、友達や同期が宗教を信仰していても否定的な意見は出しません。
一方で、近い存在である家族となると、なんとなく嫌と感じます。
結婚式や法事が今までと全く違う風習で行われることもあるので、それに抵抗がある方もいるでしょう。
「一緒に生活をしていく中で、お経を読んだりことがあるかも…嫌!」と感じる方もいるということです。
- 今までの人生で何も不利になることはなかった(学校の試験や就活など)
- 友人や仕事関係でも何も問題はなかった
という経験は、婚活においてあてにならないと考えてください。
結婚相談所の活動では、受け入れてもらえないことのほうが多いという事実を知っておきましょう。
お相手の不安を払拭してあげることが大切
「宗教ありだから無宗教の方と結婚は無理」ということはありません。
ただし、お相手が自分の宗教に対して不安であることをしっかりと理解し、その不安を払拭する姿勢がないと難しいと考えておきましょう。
自分のことや、自分の宗教について、お相手に理解してもらうための努力は必ず必要だということです。
「宗教なし」と記載していても・・・
もし、お相手のプロフィールに「宗教なし」と書かれていても、「脱会していないだけ」という可能性もあります。
真剣交際や結婚を円滑に進めたいため、普段宗教活動をしていないから「なし」にしているということも考えられるので、タイミングを見計らってお相手に聞いてみてください。
真剣交際へ進む前に、お互いの宗教について確認しておくことは非常に大切です。
「宗教」と向き合うことが大切
オーネット・ゼクシィ・パートナーエージェントでは宗教欄がそもそもありません。
さらにIBJの2020年10月の定例会では、この項目を削除するかもしれないとの報告がありました。
IBJは、宗教に関してそれだけデリケートな問題だと認識しています。
特定の宗教を信仰していても、そこまで熱心に活動していない方もいるでしょう。
結婚を意識していく中で、初めて自分の宗教と向き合うことになったと考える方も多いと思います。
活動をどれだけ行なっているかにかかわらず、宗教は結婚において重要な問題なので、しっかりと考えていきましょう。
関連記事:無料相談でお話しする内容について
婚活でお悩みの方はイノセントへ
イノセントは、全国成婚TOP10に選ばれた相談所です。
お見合いから仮交際や真剣交際に進む人、さらに成婚する人数も多く、婚活が上手くいった人、いかなかった人の事例が豊富です。
男性カウンセラーがポイント
イノセントのカウンセラーは全員同世代(30代、40代)の男性カウンセラー。
入会から成婚までマンツーマンのサポートなので、あなたの状況や性格をしっかり理解したカウンセラーに悩みを相談できます。LINEでいつも繋がっているので、必要なタイミングでアドバイスが確実に受けられます。
仲間に相談できる環境
イノセントの会員限定コミュニティでは、婚活中の悩みを相談し合える掲示板で日々会員同士がコミュニケーションを取っています。
友人や家族には言えない婚活の悩みを、同じイノセントで頑張っている仲間に相談することで解決したり、気持ちが軽くなってまた頑張れると評判です。
イノセントで婚活を始めよう!
婚活の不安や疑問を相談できる相手がいないと思ったら、結婚相談所イノセントを検討してみませんか?活動中に悩んだり、不安になった時に頼れるカウンセラーと一緒に、婚活のスタートを切りましょう。
プロの目線で、「あなたにできること」を率直にお話しさせていただきます。
■関連記事一覧
真剣交際なのに条件的に合わなくて破局になる理由と大切な考え方
結婚相談所イノセント 代表
坂田 啓太
結婚相談所イノセントの代表。イノセントは、お客様の価値観や人生を尊敬する心を持って、価値あるサービスを提供し、一人でも多くの成婚を実現したいと考えています。
結婚はしたいけど出会いがない
- 何から始めていいか分からない
- マッチングアプリやパーティーは不安
- 恋愛経験がなく自信がもてない
婚活はしてるけど上手くいかない
- 条件に合う人がいない
- 結婚前提の交際に進めない
- 自分のやり方が正しいか分からない
時間もお金も労力もかかり、理想のパートナーにめぐり会えない婚活に終止符を打ちましょう!
全国成婚率TOP10のイノセントなら、あなたの理想の相手との出会いから結婚まで、必要なことを全てサポートします。